ウォール街の株価はすべてを知っている No.7【2003年11月7日】
まぶしすぎる太陽
9.11世界貿易センタービル崩壊は、あらゆる意味で歴史の分水嶺になってしまった。9.11以降と、9.11以前では、すべてがはっきりと変わってしまったのだ。何よりも一番強烈なのは、アメリカ合衆国が民主主義国家でなくなってしまったことだ。そのことを、アメリカ大統領のブッシュが、はっきりと世界に向かって宣言してしまった。テロ撲滅のために、世界のどの国に対しても、先制攻撃宣言をいきなりしてしまった。アメリカは、イラクや他のアラブ諸国に民主主義を唱えながら、自分自らは帝国になることをあからさまに暴露したのだ。
このことで最大の不幸をこうむるのは、アメリカの国民である。アメリカの国民は、政府の方針に反する発言ができなくなる環境に、いきなり追いやられたのだ。イラクやアフガンに何の根拠もなく宣戦布告するアメリカ政府に、アメリカの国民は、もはやベトナム戦争のときにやったような主張や反戦デモをすることを、許されなくなってしまったようだ。
ブッシュ大統領は、テロリストが世界貿易センターを攻撃したとして、アメリカに二度と同じ経験はさせないと断言した。そして一連の驚くべき新法を強引に制定した。9.11以降、あわただしく制定されたアメリカの新しい「法律」は、アメリカ国民に真実を伝えようとする人々に恐怖を与えるものといえる。世界貿易センターの悲劇に違った解釈をつけようとすれば、この「法律」によって、その人々はたちまち口をつぐまされてしまう。この法律がもたらした変化は、アメリカ合衆国憲法修正第4条による防護壁を、すべて無にしてしまったといえる。
いま何が危うくなっているのかを、世界の人々、そして日本人は理解しなければならない。ブッシュが「テロ戦争」を世界に向かって宣戦布告したことは、テロ退治という名目でアメリカ当局が、アメリカ国内外の人々を裁判なしに逮捕拘留でき、アメリカ内の民主的な手続きをすべて無視できることになった。つまり他国の主権を、国際法に違反して理由なく侵害できる体制を生み出してしまった、ということなのだ。このままテロ戦争が続けば、アメリカ当局にとって、願ってもない体制をずっと続けられることになる。これはまさに、アメリカ政府の、ローマ帝国よりも過激な帝国主義宣言といえる。
アメリカの諜報巨大ネットワークが、9.11の攻撃について何も警告を発しなかったことは、何としても正当化することはできない。通常の手順では、旅客機が異常な行動を見せた瞬間、直ちに戦闘機がスクランブルをかけたはずである。にもかかわらず、最初の警報ですぐに戦闘機が出動しなかったのはいったいなぜか?
まずありえるのは、最高権力者たちが戦闘機の出動を故意に禁じて、攻撃の妨害をした場合だが、しかし、その証拠は今のところない。メキシコ戦争、キューバ戦争、世界大戦、朝鮮戦争、ベトナム戦争、それらすべては、アメリカによって仕掛けられた自作自演の戦争だった。ベトナム戦争はジョンソン大統領によって仕掛けられ、そしてあの真珠湾攻撃は、ルーズベルトによって日本政府はまんまと嵌められたのだ。すべてはアメリカ国民を欺いて、連邦議会による宣戦布告の手順を無視するための、自作自演の「仕掛けられた攻撃」だったことが、30年の歳月のあとで公式文書によって明らかにされたのだ。
とにかくこれだけははっきりと言える。もし9.11の同時多発テロがなかったなら、ブッシュ大統領が、アフガンやイラクに先制攻撃をかけることを、アメリカ国民は決して許さなかっただろうということだ。現時点ではそれだけしかいえない。我われ平凡な日本人にとって、あまりにとっぴな事態の展開に、まぶしすぎて、何が起きているのか目に見えないのだ。
今でもはっきりと覚えている。2機の旅客機が、いくらかのタイムラグを伴って世界貿易センタービルの2棟ともに見事な旋回を描いて激突したのだ。しばらくの後に、巨大な粉塵を巻き上げて最初の1棟が絵に描いたように崩壊し、そして混乱状態のさなかに、さらにあとを追うようにしてもう1棟が、まるで映画の爆破シーンのように、見事に内側に倒れこむように沈んでいったのを覚えている。旅客機が急旋回してビルにぶつかっていくシーンを、さらに反対側からまた別の旅客機がまたもや激突するシーンも、昨日のことのように脳裏に焼きついている。
私は写真の専門家だが、その長年の直感故に、前もって待機していなければとらえられないような見事なアングルとフレームワークに、衝撃を覚えた。それはまるで、この瞬間を待ち望んでいた者のみが捕らえられるプロの映像のように思えた。もちろん、それはあくまで私の直感であって、何の証拠にもならない。
そこで幾つかの証言を取り上げてみよう。ニューヨークの勇敢な消防士の一人、リイ・カチオリの話が記録に残されている。
「私は、ほかの消防士たちと一緒にエレベーターで24階に向かっていました。もうすぐ到着というところで、爆発音が聞こえたのです。私たちは、ビルに爆弾が仕掛けてられてあったのだと思いました。そのあと、私たちはエレベーターの中に閉じ込められてしまいました」
軍の専門家たちも、二つのビルは、まるで古いビルが壊されるときのように、慎重に仕掛けられた爆弾によって敷地内に倒壊させられたようだった、と証言している。私は、二つのビルがほぼ完全に倒壊したことについて、さらに言うなら奇妙な煙が一定の間隔で吹き上がり続けたことについて、公式の説明では、どうしても納得がいかない。
サウスタワーは、記録によると約47分で倒壊したようだ。驚くべき速さといえる。たった47分間のあいだにコンクリートで覆われた強化鉄が溶かされ、連鎖反応でビル全体が崩壊したことになる。鉄の溶解点が摂氏1538度だから、どうすれば漏れてあふれ出したジェット燃料が摂氏1538度に達するのか?さらにビルを支えている20トンもの鋼鉄を溶かすためには、一体どれほどの燃料が必要なのか?
専門家の意見によると、一航空機が積んでいる燃料では、うまくいっても一トンの鉄さえ溶かすことは難しいという。旅客機が急角度でビルの隅を削り取り、燃料の大部分を“ビルの外側”にまき散らして、すぐさま火の玉になったにもかかわらずに、だ
ジェット機の燃料は摂氏176度を超えると沸騰し始め、摂氏250度でその蒸気が発火するという。摂氏1500度では、壁や天井に薄く飛び散った燃料はすぐに蒸発して、オフィスビルのような建物が、公式発表された時間の間燃え続けることはありえないという。
それよりももっと不思議なことは、旅客機が衝突したビルの上階部分は、いったい何処へ消えてしまったのだろうか?瓦礫の中から見つかるはずの鉄骨やコンクリートブロックは、何処へ消えてしまったのか?そもそも鉄を支柱とする新しい建造物が、このように崩れたことは、世界中を見てもまったく例がないらしい。
1991年にメリディアンプラザは火災に見舞われた。38階建ての鋼鉄のビルで、8つのフロアーが19時間にわたって炎に包まれて熱い熱にさらされ続けたにもかかわらず、そのビルは少しも倒壊していない。ちなみに世界貿易センターのノースタワーの燃焼時間は1時間48分、サウスタワーの方はなんと56分で崩壊してしまっている。このデーターは物理学の法則さえも破壊してしまっている。
2001年10月6日、キャロル・A・バレンタインなる人物の意見を引用する。
「9月11日のジェット機には、どれにもハイジャック犯は乗っていなかった。ジェット機が激突したとき、それらはハイジャック犯ではなく、最新のロボット・テクノロジーによってコントロールされていた」
確かにこの意見は、メディア報道とはまるで違う。イギリスのITNテレビは2001年4月24日、ボーイング737と同じ翼スパンのロボット化されたアメリカ軍ジェット機が、無人で太平洋を渡り、オーストリアに着陸したと伝えた。グローバル・ホークの責任者、オーストリア人のロッド・スミスは、「この飛行機は、離陸から着陸まで基本的には自力で飛行でき、滑走路の走行までこなす」と語る。スミスによれば、高度飛行のジェット機はカリフォルニアのエドワーズ空軍基地を離陸して、オーストラリア南部エディンバラにある空軍基地に着陸した。それはあらかじめ準備されプログラムされた飛行ルートを航行し、飛行中はセンサーによって赤外線の視覚イメージが機外のパイロットに送られ、機外のパイロットは飛行を監視することができるという。
2001年9月20日、英国エコノミスト誌は特別記事として、英国航空会社社長ロバート・アイリングのコメントを掲載した。記事の見出しは“未来に向けた自動操縦”と付けられていたが、この記事は故意に読者を欺くものだった。
なぜならアイリングは、10年前英国航空とボーリング社およびアメリカ政府との間に、ボーイング社が秘密裡に航空機に取り付けた最先端自動操縦システムをめぐって激しい衝突があったことを知っているからだ。そのシステムは、地上のパイロットが機内のパイロットに優先して航空機を操縦できるようにするもので、英国航空はボーイングのこの装置の撤去を要求し、ボーイングはそれに従った。
ボーイングは、ヨーロッパの他の国に売った航空機にも同じような装置を黙って装着していて、それらもやはり撤去しなければならなくなった。それらは秘密裡に処理され、この事件はもみ消されてしまったようだ。なんとも気味の悪い事件なのだ。
そして高い見識を持つニュース解説者メルヴィン・K・ファウラーは、9.11の直後の13日に、こんな風に語っている。
「それらの飛行機にはテロリストは乗っていなかったし、作戦は自殺攻撃ではなかった」
ペンタゴン突入機は本当に存在したのか
ワシントンを出た77便はオハイオ州に向かっていたが、ハイジャック犯たちが機体の支配権を奪ったらしく、いきなり方向転換してワシントンに向かった。その後犯人のパイロットは巧みな低空飛行を続けて、その巨大な旅客機をペンタゴンに激突させた。もちろん、その途中でその見事な飛行を妨害するものは誰もいなかった。素晴らしい快晴の中、迎撃するジェット戦闘機の一機も現れなかったのだ。これもまた世にも怪奇な物語だ。
NBCは朝の最初のレポートで、「目撃者によれば、大きなジェット機が低く飛んできて、そのままペンタゴンにぶつかった」と伝えたらしい。しかしそんな巨大なジェット機が低空で飛んできたとすれば、その辺りは耳をつんざくような爆音に見舞われるはずなのだが、ところが、そんな話は何処にもでてこなかったらしい。
何よりも不思議なのは、芝生の上に衝突のあとに残るはずの残骸が何ひとつ見当たらないのだ。それについて当局の説明は一切ない。ペンタゴンのサイトに公開された青々とした芝生の何処にも飛行機の残骸が見当たらないのだ。激突した時にできた大きな穴だけは見えるが、ジェット機の巨大な翼は一体何処に消えてしまったのだろうか?衝突の衝撃で切り取られ、たぶん建物の中には入っていかなかったはずなのに、何処にもない。多くの残骸と、何百もの座席シートは一体どこに消えてしまったのだろうか?そのかわりに、建物のすぐ傍の、なぜか燃えてもいない青々とした芝生ばかりが目に飛び込んでくる…。
ウォール街の株価はすべてを知っていた
ニューヨーク証券取引所では、世界貿易センター攻撃の直前、何百万もの株式が動いた。CIAはテロ講攻撃の犯人に結びつくかもしれないと考えて、ロンドン証券取引所に売却について問い合わせてみた。もちろん不審な取引を監視できる投資情報サービス機関もその調査に加わった。
ロンドンのシティーにある株式仲買企業“テザー・アンド・グリーンウッド”のアナリストであるリチャード・クロスリーによると、世界貿易センターで惨事が起こる直前の数日間、航空株と保険株が1000万株以上もメリル・リンチで不審に空売りされたという。通常なら一日の取引は400万株前後らしい。あの攻撃以前には、こんな現象は見られなかったという。
ジョン・コールマン博士の著書『9.11陰謀は魔法のように世界を変えた』の中で、クロスリーはこんな風に証言している。
「売られた株は好調だった。にもかかわらず、誰かが特に理由もなくそれらを大量に売り払っていた。西側金融市場の心臓部に短剣を突き刺したあの攻撃はこの上なくひどいものだ。だがそれから利益を得ようなんて……まったく言葉を失うよ」と。
さらに2001年12月18日のロイター通信はこんな風に伝えている。
「9月11日に2機のハイジャック機が世界貿易センターに激突する直前、金融取引において説明のつかない売りの急増があった。ドイツのコンピューター専門家たちは、24時間体制でその実態の解明に取り組んでいる」と。
航空株と保険株だけで一億ドル以上という普通では考えられない大金がコンピューターの中を駆け巡ったのは、たまたま幸運な偶然によって、ニューヨークの世界貿易センター大惨事とピタリと重なっただけなのだろうか?ドイツのコンヴァー社は、その世界屈指のデーター解析能力を駆使してひとつの結論に達したという。
「考えられるのは、その攻撃についての内部情報が、金融取引における売り指令を引き起こしたということだ。混沌としたなかで、犯人たちは、少なくとも幸先の良いスタートを切ったと考えられる」と、コンヴァー社重役ピーター・ヘンシェルは語った。これもやはり世にも怪奇な物語というしかない。
FBIはハイジャック実行犯とされる人々について、事前には何も知らなかったという。しかし9.11テロ事件の数日後には、犯人たちの名前を割り出して詳細な情報を手に入れていた。素晴らしい。もしかしたらコロンボ刑事の助けを借りたのかもしれない。
そして、さらに面白いことをFBIは言いだした。なんと犯人のひとりのパスポートが、世界貿易センターの瓦礫の中から見つかったというのだ。巨大なビルさえも跡形もなく燃え尽きてしまったというのに、こともあろうに犯人の紙でできたパスポートが、まったく焼け焦げもせずに見つかったというのだ。
またしても世にも怪奇な現象といえる。しかし一体いくつの怪奇現象がこの事件に登場するのだろうか。誰かもよくわからない親切な人が見つけて、警察の手に届けてくれたのだという。ところがこれだけで話は終わらない。
ニューヨーク検察本部長は、さらに今回のハイジャック犯とされるモハメッド・アッタのトラベルバックが見つかったと発表した。うまい具合に、それにはハイジャック犯の様々な情報証拠が詰められていたということだ。
しかし世界貿易センターを一瞬のうちに崩壊することが可能な天才的ハイジャック犯が、果たして犯罪の証拠が詰め込まれたバックを、それも世界貿易センターの近くの路上に落とすような間抜けな真似をするだろうか?頭の悪い私の推測に従うと、ここにもまた、世にも不思議な現象が起こっているとしか考えられない。くそっ、本当に頭が痛くなってきた。
9.11事件によって誰が得をしたか
この世界貿易センタービルに対する攻撃の見事さと、その計算されたタイミングからすると、アラブ系のテロリスト・グループが実行の指揮を執ったとは、とても信じられない。おそらく口に出す出さないは別にして、ほとんどの専門家はそう考えているに違いない。こんなことを実行することが可能な組織は、たぶんCIAか、KGBか、イスラエル諜報機関モサド位なのだ。
とにかく基本に戻って考え直すと、この事件で一番利益を得たのは誰か?いつの場合も、事件が起きたときの基本がそれなのだ。だとすれば大惨事のあと、アメリカ中で高まった反アラブ意識から、イスラエルはかなりの得をしたはずだ。イスラエル政権は、シャロンのみならず、自分たちに反抗するアラブ諸国の制圧を、長い間アメリカ政府に求め続けていたのは周知の事実だ。ワシントンへの具体的な圧力は、キリスト教原理主義者の重鎮、テレビ伝道師のリーダーであるジェリー・フォールウェルとパット・ロバートソンによって、強力に後押しされてきた。
イスラエルにとって、イラクのフセインは2003年の崩壊まで目の上のたんこぶであり、最大の脅威だったのだ。つまり9.11の大惨事のおかげで、アメリカは、ついに長年のイスラエルの注文に、願ってもないかたちで答えることができたのだ。その上、イスラエルはイラク占領によって、恐らくモスル油田からハイファにつながるパイプラインが再開される可能性が高く、イスラエルの多年の念願が果たされるに違いない。
イラクの石油支配権をバクダッドからもぎ取る企てに関わってきた人々の中に、ドナルド・ラムズフェルド、ウイリアム・B・クラーク判事、リチャード・チェイニー、元国務長官ジョージ・シュルツ、司法長官エド・ミース、CIA中東部局の局員たち等がいる。公開された国立公文書館の文章から推測すると、彼らは、中東全体をどのように崩壊させるか、「新世界秩序」の足がかりとして、イラク打倒の基礎をどう築くか、といったことが熱心に話し合われていたことがわかる。
なかでも極めて象徴的なのは、フセインに対する企みの真っ只中にいたベクテル社が、アメリカのイラク攻撃によって、イラクの油田、都市や町などのインフラの再建から、なんと8億ドル以上の契約を得る予定になっていたのだ。
1915年以来、アメリカの石油企業がイラクの広大な油田を手に入れるために、策略や権力、アメリカの外交力をフルに使って私利私欲のゲームを展開してきたことは、これらの開示された公文書にってすでに明らかにされている。
1983年にラムズフェルドはバクダッドに出かけ、フセインとアジズを相手に、アカバ湾への原油パイプライン建設について2億ドルの商談をしていたことが記録に残っている。話し合いはとても和やかに進められていたらしく、そのときイラン兵やクルド人たちへの毒ガス攻撃については一言も触れられていない。それらのことは開示公文書によって明らかになっている。
いくつかの公開された文書は、ラムズフェルド、国務長官ジョージ・シュルツ、リチャード・チェイニーが利益相反を犯し、合衆国憲法を無視して外国の元首に身勝手な契約を企てていたということを、物語っている。要するに、彼らは、政府のために働きながら、同時にベクテルの代理人としての報酬を得ていたことになる。
さらに当時こんな噂が流れている。そのときの国務長官シュルツは、200人以上の海兵隊員が死亡したレバノンのアメリカ海兵隊基地への攻撃を、事前に知っていたのではないか、と。つまりベイルート空港に近いその基地への攻撃は、国立公文書館の開示文書に記されていた中東全体を不安定にする計画の一部ではなかったのか?
当時の『ワールドインレヴュー』は、シュルツがその計画を知っていながら、止める手だてを講じなかった可能性があると指摘している。もしかすると、この物語の延長線上に、9.11世界貿易センター同時多発テロが浮かんできていたのかもしれない。
イラク戦争を支持するキリスト教原理主義
2003年3月の調査資料によると、アメリカ人の実に80%が世界貿易センター攻撃とイラクとの関連を素直に信じている。大量破壊兵器がいまだに見つからないにもかかわらず、アメリカ人はマスコミの嘘にまんまと騙されている。通常の規定、当たり前の手順さえ守られていたなら、アンドリューズ、ボーリング、ドーヴァー、ハンスコム、ラングリーの基地からF16迎撃機が出動して、30分以内にジェット旅客機に追いついていたにちがいない。そしてたぶん30分後には、アメリカに迫っていた恐ろしい悲劇をまちがいなく回避できたはずなのだ。
そして日本の真珠湾攻撃も、ルーズベルトは正確に知っていたのだ。にもかかわらず、日本人は30年間もそのことで騙され続けてきた。反逆者であるルーズベルトは、“慎重に仕掛けた罠”によって、第二次世界大戦を強く拒絶していたアメリカ国民と世論を、何としても変えようと密かに企んでいた。そのためにルーズベルトは、迫りくる日本軍の攻撃を知りながら口をつぐみ、真珠湾において防ぐ手だてを何ひとつ講じなかったのだ。ふざけるんじゃねぇーゾ。
もちろんジョージ・ブッシュにも差し迫った重要なプランがあった。リチャード・パール率いる小委員会『アメリカ新世紀プロジェクト(PNAC)』のかねてからの計画である、武力によって中東および全世界の地図を描き変えようという“新世界秩序”によるイラク破壊、さらに第二プランとして、合衆国憲法を完全に無きものにして、ブッシュのこの戦略に対して憲法の制限を無視できるように議会を方向づけることだった。
ホワイトハウスの外交政策を支配するパールの小委員会PNACは、大胆にもアメリカ軍の“核となる任務”を先制攻撃とするために、国防総省の予算を国内総生産の少なくとも3・5%〜8%に大きく増額する必要がある、と言い放った。
リチャード・パールとその盟友ステファン・ブリェンが共謀してイラク攻撃を引き起こし、そして仲間であるメディア王ルパード・マードックが所有するフォックスTVによって、サダム・フセインを「極悪人」に仕立て上げることに成功した。彼らが、ホワイトハウスの中枢のポストに入り込むことができたのは、共和党に選挙資金出してレーガンを当選させた主要なシオニストたちの強力な“推薦状”によってである。
彼らパールとブリェンは、軍事力によって世界支配していくにつけて、不思議なことに「キリスト教原理主義」の信奉者たちからも、強く支持されているのだ。
キリスト教原理主義(クリスチャン・ファンダメンタリズム)というのは、別名宗教右派(レリジャス・ライト)とも呼ばれ、福音主義者の中でも、さらに新興宗教的な信仰心を持っている人たちの集団である。福音主義というのは、“聖書の権威に基づく個人的な振興を特別に重視する保守的プロテスタント”というものである。その内部は、多くの宗派派閥にわかれていて、その総数は約3000万人〜6000万人位だといわれている。彼らは大集団であるにもかかわらず、今まで日本人にはほとんど関心をもたれていなかった。
ところがネオコン派の台頭と共に、急激にアメリカの政治シーンの表舞台に浮上してきて、いまや巨大な政治勢力となっている。そしてキリスト教原理主義者のひとりでもある現ブッシュ大統領は、最も信仰心の厚い大統領といわれている。若い頃、酒浸りの日々を送っていたブッシュが、1986年を期に信仰に目覚めたという話は、かなり有名である。日本と違ってアメリカでは、政治家が信仰している宗派に大きな関心を持たれるという。
そのキリスト教原理主義者の過激さは、新約聖書を厳密にとらえ、「聖書に書かれていることは、すべて一語一句誤りがない」という風に考えている点にある。一般的な日本人のつもりである私からみても、やはりかなり過激である。わが国でも最近になって朝日新聞等で“イラク戦争こそは聖書で予言されたアルマゲドンの到来である”と宗教右派の説教師たちが唱えている、と報道されはじめている。(キリスト教原理主義のさらに詳しいことは、副島隆彦の会員専用ホームページ「460」に、研究論文として載っている)
このパールたち、ネオコン派であると同時にシオニストでもある彼らが、不思議なことに、このキリスト教原理主義と結びついて、いま21世紀の地球を、とんでもない方向に持っていこうとしている。かつてルーズベルト大統領が、真珠湾攻撃に於いてアメリカ国民を欺き、強いては日本国民を欺いた。真珠湾攻撃が、アメリカ政府にばれてしまっていたことを、もし日本人が知っていたなら、第二次世界大戦は絶対に起こっていなかったし、広島や長崎に原爆が落とされることもなかったはずなのだ。
真珠湾攻撃の「仕組まれた罠」によって、気の進まないアメリカの国民をだましてまで、戦争屋のルーズベルトは、第二次世界大戦の引き金を引いてしまったのだ。そしていま、彼らクリストル・シニア、パール、ウォルフォヴィッツ、キッシンジャー、ラムズフェルドらは、「アメリカ新世紀プロジェクト(PNAC)」を名乗っている。
彼らは、合衆国憲法や国際法を完全に無視して、PNACのメガネにかなった政府だけを衛星国とし、そうでない国は、アフガンやイラクのように先制攻撃を受けて占領されてしまう。PNACが主張していることは、アメリカ合衆国を、ワシントンを中心とする『世界ローマ帝国』のようなものにシフトチェンジしようとしているのだ。
このクソッタレメが!しかし、希望は必ずある。
『終』
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